2009年10月28日

『あたし研究』の小道モコさん

昨日今日は、高知市にて高知県との、早期発見のお仕事させていただいています。

会議室に缶詰になっていて、なかなか密度の濃いお仕事です。

高知県といえば、最近、本を出版された小道モコさんが在住なさっている土地。

小道モコさんは、自閉症スペクトラム当事者の女性です。

私、昨日、小道さんにお目にかかったんです。少しお話させていただきました。

小道モコさんの『あたし研究』という本は、素敵なイラストで当事者の感じ方を説明されていて、とてもわかりやすい上に明るい希望をつなぐ本に仕上がっています。私も推薦の言葉を書かせていただきました。光栄です、ありがとうございました。

とてもわかりやすいし、優しい気持ちになれる本です。



ぜひ、多くの方々に読んでいただきたいです。


お買い求めは、コチラから→ http://www.from-a-village.com/index.html




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『しかし、あなたがたは先生と呼ばれてはならない。あなたがたの先生は、ただひとりであって、あたながたはみな兄弟なのだから』(マタイ23-8)


  

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2009年10月12日

ある教頭先生

この間、ひとりの新任教頭先生と会いました。

今年の3月から教頭先生になられたばかりですが、3月までは現場でバリバリがんばっておられた方で、特別支援教育のいわば現場リーダーのような方でした。

LD教育に長く携わってこられ、特別教育支援士でもある上、自閉症支援に不可欠な構造化もソーシャルストーリーズも何もかも、特別支援に必要な教育技術はほとんどマスターしていた貴重な方。その上、情愛深く、子どもの気持ちを汲み取るセンスもバツグン。

その先生と珈琲を飲みながらおしゃべりする機会がありました。

教頭先生になって、現場から少しだけ遠ざかることになってしまったけれど、小学校の通常学級の担任の先生方のために、子どもたちのトラブルがあるたびに適切なソーシャルストーリーズを書いて子どもたちに読ませながら教える、ということを実践してみせているそうです。担任の先生たちは、ともすると、「わがまま。根性が足りない」などと言いがちなのですが、ソーシャルストーリーズという視覚支援の威力に驚いて、発達障害を持つ子どもたちの理解や適切な支援方法の適用の重要性について教頭先生の姿に学ぶ姿勢ができてきているみたいです。

ソーシャルストーリーズは、公認指導者以外は講習を禁じられていますが、こうして、目の前の子どものために書いてあげて実践をしてみせるのはOKですし、とても素敵なことだと思います。

教頭先生が、通常学級の担任の先生方のお手本になるなんて、そんな時代の到来がまもなく来るのかもしれませんね。


  

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2009年09月18日

おしまコロニー・ワークセンターほくと

おしまコロニーでは、今年は、ワークセンターほくとという今年度4月に新しくオープンした就労移行支援B型のコンサルテーションを担当しています。

そのほかに、職員研修も担当させていただいています。

昨日は一日、ワークセンターほくと内の支援状況といくつかのケースについての相談でした。

その後、夕方には、本部の会議室で、職員研修でした。

構造化の基本的なお話をさせていただいて、その後、おしまコロニー内の一般の保育園で受け入れいてる高機能児童についてのケース相談がありました。

何時もいつも感じていることですが、おしまのスタッフさんはみんな、本当に誠実な取り組みをしています。
どの部署にいってもその空気を感じます。

さて、ほくとのある北斗市で見つけた、一面のコスモス。



夏の短い北国は、一足先に秋が来ています。

  

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2009年08月01日

母は温泉に~第33回佐賀県自閉症療育キャンプ

今日から、佐賀県自閉症協会の夏の恒例行事である、自閉症療育キャンプが始まりました。すでにスタッフは、昨日から現地入りして事前縦鼻等を行って、子どもたちと親たちを迎える準備をしていました。

今年でなんと、第33回を数えます。

私はその、一桁の頃から参加続けてきています。

去年は手術のため参加できませんでしたが、今年はちゃんと参加できて嬉しい。ずっと前から続けていることですからね。命ある限り、佐賀の親の会とはお付き合いを続けていくんですから。

このキャンプは、参加家族は毎年40家族定員+ボランティアで、総勢300名くらいの大規模キャンプです。

・自閉症の子どもたちのための部(ブロック)

・自閉症の青年たちの部(ブロック)

・きょうだいしまいのための部(ブロック)

・母親の部(ブロック)

・父親の部(ブロック)


と、ほぼ、全家族で参加できるようになっており、それぞれがまったく別の活動をします。


佐賀の療育キャンプは、第1回目から2泊3日の完全母子分離ですので、子どもたちは少年自然の家の宿舎とテントに、ワーカーさんたちと一緒に泊まっています。


最近では、きょうだいしまいの部に、HFAの子どもたちも受け入れるようになっていて、活動内容の工夫が良くできています。


そして、専門家や学生たちも、ネットワークを広げたり研修の一環としたりできるので、佐賀では、大変重要な位置を占める事業です。お医者様たちも参加してくださるし、学校の先生たちも多いです。学生ももちろん。そして、それいゆのスタッフたち。


昔から、母親たちの部では、一年に一度、お母さんたちをねぎらう意味を込め、母たちだけ温泉に泊まる事になっています。
父たちは、男同士で宿舎に泊まり、先生方とノミニュケーションしたり、出し物の練習したり。


母親グループでは、お母さんたちの先輩後輩の交流や情報交換、そして、進学相談などもあり、その上、ストレスマネージメントの研修も行います。イギリスから帰国して以降、私はずっと母親ブロックの担当です。


昨年からは、一日目の懇親会のときにカラオケも始まったみたいです。
先輩お母さんたちも若い世代のお母さんたちが入りやすい雰囲気の工夫や配慮をしてくれているのが、私はとっても嬉しく感じました。




今日の宴会の様子。

新人お母さんたちが歌う歌う。

幼児さんたちも歌う歌う。

みんな、はじけてて、それが楽しくて楽しくて。家事から離れ、子育てからも離れ、ほんの少しだけ自分を取り戻す時間は、必要なことです。

私は若い頃からカラオケが苦手なんですけど、今夜は佐賀県自閉症協会の新しい事務局長=若い世代のお母さん に乗せられて、ABBAを歌ってしまいました。

すると、最年長のお母さんが踊りだし、大いに盛り上がっています。

明日は勉強会なので、温泉にゆっくり浸かって、ぐっすり眠れると良いですね。


私は自宅が近いので、犬の世話のために夜は帰宅させていただきました。


  

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2009年07月19日

名古屋の映画館で会った人は



名古屋の2泊めは、時間を作って、映画を観にいきました。

佐賀では多忙すぎてみることなんて難しくなった今日この頃です。また、出張先でも夜遅くまで仕事をしていることも少なくありません。締め切りに追われて抱えている原稿も、常に数本あるので、一人だったら、まず間違いなくホテルに戻って原稿に取り組んだはずでしたが、今回はスタッフが一緒でしたし、観たい映画も公開されていたので、この日を逃すと、また数ヶ月チャンスはないだろうと、思い切って、行くことにしたんです。スタッフだけじゃなく、福島県会津若松から参加なさっていた、NPO夢あるきのM先生もご一緒することになりました。

チケットを買って、会場を待つ間、座っておしゃべりしていたら、写真のモノを持つ男性が話しかけてきました。

多数の少しずつ異なる同じ映画のチラシのコレクションファイルや、自分が見た映画のチケットのファイル、数冊を抱えておられ、私たちが感心すると、次から次へとまるでどらえもんのポケットか玉手箱から出すように、たくさんのきれいにファイリングされた冊子がどんどんどんどん。。。

これってまるで、、、、、

過去40年に集めた映画のチラシは、積むと3m60cにもなる。。 とか

1年間に観た映画のチケットの半券を並べると、畳数枚を埋め尽くす。。 とか

同じ映画で毎週新しく配布される、ホンの少しだけの違いのあるチラシの違いを見つけるのが楽しみだ。。 とか




なんだかこれって、何かの特性を思い浮かべる。。人でした。

お話終わって観察していると、これまた次から次へと、切符売りの人やモギリのお姉ちゃんや、グッズ販売のショップのお兄ちゃんや、そういう人たちに話しかけてました。

1年間に約300本くらいは観るんだそうで、大のお得意様なので、映画館のすべての方が、その人とはいかにも顔なじみ。
楽しそうに歓談なさっている様子が、とても素敵!

良いなぁ。

すごく効果的な余暇活動で、ドーパミン出まくりの表情でした。

話しても見てても楽しかったなぁ。


あなたに出会えて嬉しかったです。

  

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2008年10月07日

鳥取県

今日は米子で、鳥取県教育センターのお仕事。

それが済んだら、鳥取県福祉保健部障害福祉課子ども発達支援室の方々が来られて、発達障害者支援事業に関しての意見交換。

鳥取県は、日本で一番人口の少ない県なのだそうだ。60数万人。

一人ひとりがとても大切な次世代の宝なのだ。

だから、子育て支援も障害者支援もとても丁寧で、感心した。

こども発達支援室では、『出会いの演出』もするそうだ。

若い人たちが出会って、結婚して、地元で子育てできるように。

子育て支援パスポートがあって、レストランや公共施設で子供連れへの配慮をしてもらえるように、官民協働している。

誠実に良く考えてがんばっているが、障害福祉として県全体を見渡しても教育はとても大切な事業。だが、教育現場はなかなかその役割を担い合う感覚が生まれにくいようだ。

部署間連携はどの都道府県でも話題に上るが、現実はなぜだか壁がある。

そこを突き崩すのは、本当は何でもない、一人ひとりの心の中に壁があることに気づくこと。そして、誰か一人だけではなく、皆が自分の心の壁を乗り越えることにかかっている。

県庁の中で、市町の庁舎の中で、その空気づくりが、今、不可欠の時代になった。


鳥取県、がんばってくださいね。

勉強になりました。

佐賀県もがんばる!
  

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2008年09月14日

安和盛夫さん講演会

昨日のことだが、函館で、安和盛夫さんと一緒の講演会だった。
彼とは10年ほど前に出会って、これまで時々会ってきた。
折に触れてメールのやり取りもしてきた。

このたび、彼を含め3名の方との対談が『自閉っ子は必ず成長する』(花風社刊)という本にまとめられた。



久しぶりに聞く彼の話。

背広ネクタイの彼の姿を、実は私は初めて見た。

そして、自分を客観視しようとする姿、また仕事で給与をもらうに足る仕事をしようとする姿、自らの行為における失敗を反省し、反省から学ぼうとする姿。。何もかもが、10年前に初めて出会った頃とは別人のようであった。

あの頃は、自分の言いたい事だけ話して人の話は聞かなかったし(聞くことができなかっただけだが)、人が話している時は他所を見たり下を向いたり貧乏ゆすりをしたりして態度が悪く見えていた(コミュニケーション障害のせいだが)が、そういったこともこの10年で学んで、社会人たるマナーを身に付けようという努力がありありと伝わってくる。

本当に、彼らはわかりさえすれば、実に素直に受け入れ、実に素直に変わろうとし、また努力もする。
その姿勢が真摯で感動する。

男性当事者で家庭を持っていて障害表明をしておられる日本人はまだ少ないので、今回の対談本をぜひ読んでみてください。



こちらから購入できます。
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2008年09月06日

静岡県自閉症協会の皆様

今日は、浜松市で静岡県自閉症協会の方々のご依頼によるお仕事だった。

浜松の親の会の大御所の皆さんとは、もう15年近くも前にご依頼を受けて、3日間セミナーをした事があった。

そのときの役員の方々が、今日は顔を揃えておられて、なんだか懐かしく思い出された。

あのときのリーダーは、亡くなった鈴木信五君(旧姓:石岡)だった。おしまコロニーのスタッフで将来有望な自閉症支援界のリーダーで、私の2年後(1994年)にTEACCH部に留学。派遣先は、私の夫がのちに留学した(2001年)グリーンビルTEACCHセンターだった。

そのときに写された写真のコピーを持ってきてくださった方がいた。



まだ細身だった頃の私と元気な信五君。


静岡県自閉症協会の碓井会長も来ておられ、最近は、静岡県も非常に動きが活発になっているとのことだった。
浜松市も政令指定都市になり、市独自の発達障害者支援センタールピロが、今年の6月に開設されたとのこと。
日本中のいろんなところがいろいろと改革されてきつつあるなぁと感じた一日だった。


ところで、その後、JR移動。
これが結構しんどくて、夜はスタッフが足裏マッサージを丁寧にやってくれた。
本当に助かった。
Nちゃん、ありがとう!

歩けば歩くほど、と言っても一度に無理はいけないが、ちゃんと歩くほど、歩くための筋トレができて、歩行がうまく行くようになるのだそうだ。しかし、この数年間、ほとんど自宅以外は歩いていなかった私なので、駅のホーム移動という少しの移動が、今はまだちょっと大変。

でも、きっと、何も感じずに、スタスタ歩くようになる日がすぐそこに来ているのだろうと信じる。

  

Posted by Tomoko at 21:30Comments(0)TrackBack(0)人との対話