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2011年05月09日

赤ちゃん学会に行ってきました。

昨日は岐阜県各務ヶ原市で開催された、日本赤ちゃん学会に参加して勉強してきました。
午前のシンポジウムでは、地域に誕生した赤ちゃんを、どのように地域で見守りながら母の子育て支援に役立つ資源づくりをするか、あるいは、資源のネットワークを作るか、などについての実践的提案がありました。

・一人目のシンポジスト=各務ヶ原市は、人口15万、年間出生数が1300位で、子ども館(佐賀では児童館と呼ばれている)を5つ置き、専属保育士と専属保健師が常駐。その上、先輩お母さんたちがボランティアで若い世代のお母さんたちとつながっていくよう、ボランティア要請もしているそうです。子育ては世代をつなぐものでもあるし、多くの知恵の集積を若い世代に残していく地域づくりとなっている気がしました。
・二人目のシンポジスト=岐阜大学の別府哲先生が、この鏡原のシステムの中で、自閉症の早期発見や家庭支援、保護者自身が発達障害の場合の支援の在り方についてお話し下さいました。発生率はやはり1パーセント以上とのこと。別府先生が示してくださった早期介入に関するパラダイムは、その通りだと思ってお聞きしました。
・三人目のシンポジスト=東京都狛江市の中川信子先生。中川先生とは厚労省の会議でいつもお隣の席になります(席指定です)。先生の御実践は、子育てを難しいと感じる若い親たちや働かなくてはならない親たちが、どこに何のサービスがあるかわかりやすいネットワークづくりや、また、行政の担当官を横につなぐ軸づくりをなさっていて、きめの細かいサービスという網の目の細かいネットが作られていて、本当に感動しました。
・四人目は、会場校である中部学院大学に附置されているこども支援センター『ラ・ルーラ』が地域に果たす役割を、林陽子教授がお話し下さいました。資格のある保育士ほか、若い学生たちも多数参加して活気のある活動が最新の設備の中に用意されていました。各務ヶ原にはこのラルーラも資源として活用できるという訳です。

細かいことは書きませんが、キーワードかな?と思った耳に残った単語は、『つなぐ』『ゆるい』です。つないでいきながらも、利用者主体で選択できるように。そして、発達障害の子も、そうでない子も、同じく私たちの次世代という大切な宝なのだから、少子化のこの時代に、地域の力を結集して、さまざまにつながって、つなげていく子育て支援を地域の力で。そして、押しつけの支援にならないよう、利用者が選択できマイペースで利用できるゆるさも必要だ、と感じました。

午後にもとても興味深い公開シンポジウムがありましたよ。

ほとんど日帰りに近い(結局深夜に到着して一泊しましたが、全24時間の強行軍)参加してとても良かったです。




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この記事へのコメント
Tomoko先生

強行軍でしたね!お疲れ様
本当にはばひろく 学会いらしているのですね
実際に行くということでの学びは大きいですよね

>キーワードかな?と思った耳に残った単語は、『つなぐ』『ゆるい』です。

新鮮な気がしましたが少子化のこの時代には、大事なポイントなのだなと感じました
ありがとうございます
Posted by ナルヲ・ディープ at 2011年05月09日 07:19
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