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2008年07月16日

困ったチャン教師ファイル#1

え~っとですね、ほとんどの学校の先生たちは、とても素敵な方たちです。
理解も深まり、確かな教育技術を持つための研鑽も怠らない方々です。
本人の人権擁護の立場に立ち、また、親の気持ちも理解しようと努めておられます。
そういう先生方が圧倒的に増えていることに、本当に感動する日々です。
感謝でいっぱいです。

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でもですねぇ、ときに、困ったチャンな先生に出会うことがある。
人間は完璧ではないから仕方ないですが、親と先生の意識や考えの違いで、子どもが宙に浮く状態は避けたいものだ。

先週末の日曜日に、バンビの会という親の会の勉強会があった。
そのときに参加した親の一人が、息子が2つの医療機関で二人の医師から『アスペルガー症候群』と診断をもらったので、直ちに学校に報告して特別支援をして欲しいと願い出たが、半年たっても埒が明かない、子どもはどんどん不適応が顕著になっているというのに、学校側の言い分は、「お宅のお子さんはどう見たって普通ですよ。何もしなくても大丈夫。お母さん、心配しすぎですよ。」担任も特別支援教育コーディネーターも校長も口を揃えて言い切る。

何度か訴え、年度が替わっても訴え続けたが、何も変わらず、子どもの不適応状態は増すばかり。

どうしたものか? との相談だった。

市内の小学校ですよ。

まだそれいゆは順番待ちの状態なので、直ちに私たちが助けには入れないので、再度、学校に行き、発達障害者支援センター結かセンター校の巡回相談を受けることを申し入れましょう、と進言したが、「もうすでに、学校側は母である私をモンスターペアレント扱いしているんです。追い返されないでしょうか」と泣きそうに訴えてくるので、こうなった場合に学校と話をする際のコツを伝え、親の会が皆で見守っているし応援しているし、必要なら親の会の代表がついていくこともできる、と、話したら、『もう一度がんばってみます!』と言って帰っていった。


その後の報告であるが、まず、主治医が「医学的診断があるのに、教師が’普通’と断言するのは根拠がわからない。連れてきなさい。」と言われたそうで、ようやく学校が腰を上げ、SENCOが医師に会いに行くことになった。それではまだ子どもの直接支援は何も変わらないので、その一方で、センター校の巡回相談を申し込んだら『様子を見ましょう』と言われたので、もう十分様子は見ました、これ以上待てません、申し込んでも順番待ちで数ヶ月かかるから今すぐ申し込んでくださいと、がんばって申し入れたのだそうだ。


子どもが窮地に立たされ学校に不適応を起こしているのを、親がナントカしたいと思うのは当然だ。
が、本来は、教師の方が、不適応を未然に防ぐために影に日向に尽力すべきことであるし、親からの報告を無視したり否定したり、いわんや、医学的診断を否定することなど、実は考えられない。

『普通ですよ』と言い切る教師は、この子の人生にどれだけの責任を負うつもりで断言するのだろうか。

親の気持ちに思いも至らないだろうが、ご自身も家庭では親なのである。

親にこんなに心理的負担をかけていることを、いったいどう思っているのか聞いてみたい。


もちろん、その場にいた親たちは全員、どこの小学校なのか、小学校名も聞いている。
今後の進捗は、親の会に報告されていく。
先生方、担任は選べないから、親たちは情報網を持っているのですよ。
井の中の蛙でいない努力をしてほしいです。



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最近遭遇した、困ったチャンのお話でした。


  

Posted by Tomoko at 07:48Comments(24)困ったチャン教師