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2009年08月30日
Kさんの一人暮らし開始
就労移行支援のスタッフががんばって実践し続けたおかげで、Kさん(自閉症+知的障害)の就職が決定し、すでに就職して2ヶ月経ちました。
今度は、Kさん、一人暮らしに挑戦です。
アパートを借り、保護者の方のご尽力で、部屋づくりも終わりました。




お母様の心づくしのインテリアと、電化製品も揃い、ネット環境も整いました。
うちのスタッフいわく、「アタシの部屋よりきれい、、、、かも
」
これから、スタッフが入って、構造化支援を開始します。
今週末から一人暮らし開始なので、皆ドキドキ。
実は、K君のアパートはうちの近所なので、犬の散歩がてら、ときどき外から様子を見守りたいなと思ってます。
-----
このKさんは、養護学校の中学・高等部では、実は、いわゆる‘問題児’とみなされていました。
それなのに、卒業後3年で、就職し、一人暮らしができるまでになりました。
構造化があれば、一人でできることが断然多くなるからです。
ここに至るまで、就労移行支援のスタッフの情熱は並々ならぬものがありました。実際、その努力は本当に素晴らしかったと思います。
卒業後のより自立的生活を望むならば、高等部卒業までに、『構造化を使えるように』なっていて欲しいと願います。
構造化を使う、というのは、視覚障害の人がめがねを使うのになれることや、身体障害の人が車椅子を使う練習をするのと同じようなものです。
自閉症を持つ人の場合は、その人に合った構造化を使えるように指導する、それがこれからの特別支援教育の要となることでしょう。
今度は、Kさん、一人暮らしに挑戦です。
アパートを借り、保護者の方のご尽力で、部屋づくりも終わりました。
お母様の心づくしのインテリアと、電化製品も揃い、ネット環境も整いました。
うちのスタッフいわく、「アタシの部屋よりきれい、、、、かも

これから、スタッフが入って、構造化支援を開始します。
今週末から一人暮らし開始なので、皆ドキドキ。
実は、K君のアパートはうちの近所なので、犬の散歩がてら、ときどき外から様子を見守りたいなと思ってます。
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このKさんは、養護学校の中学・高等部では、実は、いわゆる‘問題児’とみなされていました。
それなのに、卒業後3年で、就職し、一人暮らしができるまでになりました。
構造化があれば、一人でできることが断然多くなるからです。
ここに至るまで、就労移行支援のスタッフの情熱は並々ならぬものがありました。実際、その努力は本当に素晴らしかったと思います。
卒業後のより自立的生活を望むならば、高等部卒業までに、『構造化を使えるように』なっていて欲しいと願います。
構造化を使う、というのは、視覚障害の人がめがねを使うのになれることや、身体障害の人が車椅子を使う練習をするのと同じようなものです。
自閉症を持つ人の場合は、その人に合った構造化を使えるように指導する、それがこれからの特別支援教育の要となることでしょう。
2009年08月29日
2009夏佐賀県特別支援教育スキルアップ研修(中学・高校編)
昨日のことですが、佐賀県教委主催の、特別支援教育スキルアップ研修プログラムの一環として、中学校・高校対象の研修会をやらせていただきました。一日研修会でした。

思春期を迎える自閉症の人たちの特性。興味深い点や弱点。
支援のポイントなど。
特別支援教育が進んでくると、中学進学、高校進学、そして、大学進学する子どもたちが増えていきます。
うちの利用者も、大学に進学した子どもたちが増えてきました。
佐賀県は、高校での特別支援教育が進んでいて、県立私立を合わせ、県内のほぼ全高等学校に発達障害の子どもたちが在籍しているし、支援システムが進行しています。
昨日は、具体的な支援法について話し合いをし、研修をさせていただきました。
-----
私自身、佐賀県に生まれ育ちました。
今年のお盆には、高校の同窓会がありました。TEACCH5デイ中だったので参加できなかったけど、電話でおしゃべりしたりしました。
発達障害の人たちの生涯支援にかかわって行政支援システムを整えているところですが、小学校・中学校・高校・大学の同級生・同窓生たちが、さまざまな分野で活躍しています。どこにいっても、県内であれば、いづれかの同級生に出会ったりして楽しいです。
早期発見の時には、小学校の同級生が、保健師の核となる存在で、頼りになりました。そして、良い連携関係ができたとおもっています。
あちこちの市町の障害福祉課にご挨拶に行ったとき、そこに、大学の同級生やら高校の同級生やらが担当官でいたりして。面白かったな。
昨日の会場にも、中学の同級生、高校の同級生、大学の同級生、そして、教育実習で私が担当した後輩たちも来てくれていました。高校の同級生で、中学や高校教師をしている人たちが、8月15日の、私が参加できなかった同窓会の冊子を持ってきてくれました。嬉しかったなぁ。
なんだか懐かしいというか、みんなと良い関係を持てて、本当にありがたいと思います。
思春期を迎える自閉症の人たちの特性。興味深い点や弱点。
支援のポイントなど。
特別支援教育が進んでくると、中学進学、高校進学、そして、大学進学する子どもたちが増えていきます。
うちの利用者も、大学に進学した子どもたちが増えてきました。
佐賀県は、高校での特別支援教育が進んでいて、県立私立を合わせ、県内のほぼ全高等学校に発達障害の子どもたちが在籍しているし、支援システムが進行しています。
昨日は、具体的な支援法について話し合いをし、研修をさせていただきました。
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私自身、佐賀県に生まれ育ちました。
今年のお盆には、高校の同窓会がありました。TEACCH5デイ中だったので参加できなかったけど、電話でおしゃべりしたりしました。
発達障害の人たちの生涯支援にかかわって行政支援システムを整えているところですが、小学校・中学校・高校・大学の同級生・同窓生たちが、さまざまな分野で活躍しています。どこにいっても、県内であれば、いづれかの同級生に出会ったりして楽しいです。
早期発見の時には、小学校の同級生が、保健師の核となる存在で、頼りになりました。そして、良い連携関係ができたとおもっています。
あちこちの市町の障害福祉課にご挨拶に行ったとき、そこに、大学の同級生やら高校の同級生やらが担当官でいたりして。面白かったな。
昨日の会場にも、中学の同級生、高校の同級生、大学の同級生、そして、教育実習で私が担当した後輩たちも来てくれていました。高校の同級生で、中学や高校教師をしている人たちが、8月15日の、私が参加できなかった同窓会の冊子を持ってきてくれました。嬉しかったなぁ。
なんだか懐かしいというか、みんなと良い関係を持てて、本当にありがたいと思います。
2009年08月27日
出会いに感謝しよう
ジョイスたちは今頃、太平洋上空を飛んでいます。無事に家に着くとよいな。
すごくたくさんのことを教えてくれて、ものすごく感謝です。

今回の来日の際、『嵐の前の静けさ』とか『怒涛のような』という日本語の表現を、ジョイスたちがとても興味深く気に入ってくれたので、昨日今日の記事タイトルに『台風一過』と付けてみました。
今日の一枚は、思い出の一枚。
右から、ジョイス、ダグ、ルース、私です。
ジョイスたちには私の心情をお話しましたが、、、
私が留学した92年~93年は、ショプラー先生がまだTEACCH部部長でいて、メジボブ先生が副部長だった最後の年でした。そして、私がまだ留学中に、ショプラー先生が引退され、メジボブ先生が部長となられた変化の年でした。
あの頃、TEACCH部は、ものすご~い発展期にあり、TEACCHのコア・ヴァーリューが形作られていた時期。TEACCHの「自閉症の人を中心に、連携しあって、とことん彼らを支援する」スピリットが力強く煌いていた時代でした。ゴールデンエイジといっても過言ではないと思います。
ルースとダグは、その時代の中心にいて、その時代の、そして今のTEACCH部の基礎を支え続けてきた人たちです。だから、今もそばにいても、一緒に仕事すると、あの頃の雰囲気やスピリットが彼らのいる空間に満たされるかのようです。裏方を支えたうちのスタッフたちも、その雰囲気に触れ、生き生きとなります。
ジョイスは、ショプラー先生もご健在の時期にTEACCH部に入り、その後、ジャック先生が引退される時、シャーロットTEACCHセンターをディレクターとして引き継いだ人です。
この3人にトレーニングを受けるということは、TEACCHのコア・ヴァーリューを肌で感じ、スピリットに触れながら、ゴールデンエイジのTEACCH部でトレーニングを受けるようなものです。彼らにトレーニングを受けるということは、学んだことがその場で血肉となる、ということでもあります。
そのことがどれほど幸せなことか、私は心からそう思います。
受講生の皆さんは、私が言うまでもなく、私のそんな解説も必要ないくらい、直接手ほどきを受けることで、そのことを感じてくださったようです。
そして、うちのスタッフたちも、学ぶということの楽しさをわかってくれたようです。
出会いというのは、いつでも、心洗われるものですね。
出会いによって導かれて、進む道が見えてくる。
私は、出会いによって、今まで進んできました。
出会いに感謝したいものですね。
すごくたくさんのことを教えてくれて、ものすごく感謝です。
今回の来日の際、『嵐の前の静けさ』とか『怒涛のような』という日本語の表現を、ジョイスたちがとても興味深く気に入ってくれたので、昨日今日の記事タイトルに『台風一過』と付けてみました。
今日の一枚は、思い出の一枚。
右から、ジョイス、ダグ、ルース、私です。
ジョイスたちには私の心情をお話しましたが、、、
私が留学した92年~93年は、ショプラー先生がまだTEACCH部部長でいて、メジボブ先生が副部長だった最後の年でした。そして、私がまだ留学中に、ショプラー先生が引退され、メジボブ先生が部長となられた変化の年でした。
あの頃、TEACCH部は、ものすご~い発展期にあり、TEACCHのコア・ヴァーリューが形作られていた時期。TEACCHの「自閉症の人を中心に、連携しあって、とことん彼らを支援する」スピリットが力強く煌いていた時代でした。ゴールデンエイジといっても過言ではないと思います。
ルースとダグは、その時代の中心にいて、その時代の、そして今のTEACCH部の基礎を支え続けてきた人たちです。だから、今もそばにいても、一緒に仕事すると、あの頃の雰囲気やスピリットが彼らのいる空間に満たされるかのようです。裏方を支えたうちのスタッフたちも、その雰囲気に触れ、生き生きとなります。
ジョイスは、ショプラー先生もご健在の時期にTEACCH部に入り、その後、ジャック先生が引退される時、シャーロットTEACCHセンターをディレクターとして引き継いだ人です。
この3人にトレーニングを受けるということは、TEACCHのコア・ヴァーリューを肌で感じ、スピリットに触れながら、ゴールデンエイジのTEACCH部でトレーニングを受けるようなものです。彼らにトレーニングを受けるということは、学んだことがその場で血肉となる、ということでもあります。
そのことがどれほど幸せなことか、私は心からそう思います。
受講生の皆さんは、私が言うまでもなく、私のそんな解説も必要ないくらい、直接手ほどきを受けることで、そのことを感じてくださったようです。
そして、うちのスタッフたちも、学ぶということの楽しさをわかってくれたようです。
出会いというのは、いつでも、心洗われるものですね。
出会いによって導かれて、進む道が見えてくる。
私は、出会いによって、今まで進んできました。
出会いに感謝したいものですね。
2009年08月26日
台風一過。
ジョイス、ルース、ダグの3人が、帰国の途に着きました。
寂しいなぁ。
ジョイスたちを見送ってから、気がつけば、抜けるような青空には、夏の終わりの象徴があり、ますます感傷的な気分になってしまいました。
-----
その後、新聞社の取材を受けたあと、今月末から一人暮らしを開始する成人の方のアパートを見に行きました。
その方は、就労移行支援を受けたあと、6月から就職したんです。
そして、いよいよ一人暮らしです。
もちろん、居住に関する支援も、それいゆは提供しています。
決して機能は高いほうではない彼は、実は、養護学校の高等部では問題児でした。
それが、とうとう就職を果たし、今度は一人暮らしに挑戦です。
養護学校の先生たちも、彼の就職には、驚愕されていました。
私も、彼が幼稚園の頃から知っているので、ものすご~く感慨深いです。
寂しいなぁ。
ジョイスたちを見送ってから、気がつけば、抜けるような青空には、夏の終わりの象徴があり、ますます感傷的な気分になってしまいました。
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その後、新聞社の取材を受けたあと、今月末から一人暮らしを開始する成人の方のアパートを見に行きました。
その方は、就労移行支援を受けたあと、6月から就職したんです。
そして、いよいよ一人暮らしです。
もちろん、居住に関する支援も、それいゆは提供しています。
決して機能は高いほうではない彼は、実は、養護学校の高等部では問題児でした。
それが、とうとう就職を果たし、今度は一人暮らしに挑戦です。
養護学校の先生たちも、彼の就職には、驚愕されていました。
私も、彼が幼稚園の頃から知っているので、ものすご~く感慨深いです。
2009年08月25日
高機能の方たちのコミュニケーション支援~4日め
TEACCHアスペルガー5デイ、4日めが終了しました。
4日めは、機能の高い方たちの対人コミュニケーション支援でした。
高機能の方であれ、自閉症スペクトラムのコミュニケーションの特性の基本は同じです。しかし、会話がある分、質が問われ、対人コミュニケーションの部分が強調されますので、その分、昨日の内容は上級者編と言ってもおかしくなかったと思います。
アセスメントに基づいて分析し、課題と支援方法を決定し、さらに「教える」プロセスを明確にします。
私の担当の子どもさんの課題は、『会話』の課題であり、始まりと終わり、質問そして返答の内容によって自分の質問や返事を変える、という課題でした。今までの5デイでは、あまり実習で取り扱うことの少なかった内容で、私も興奮しました。
受講生の皆さんもがんばられて、視覚支援の使い方が上手になられており、協力児も達成感成就感を味わってくれたようです。
良かった~。
さぁ、いよいよ今日は最終日!
なんだか寂しい気持ちがすでに沸き始めています。。。
今日のテーマは、社会性とレジャー(余暇活動)です。
4日めは、機能の高い方たちの対人コミュニケーション支援でした。
高機能の方であれ、自閉症スペクトラムのコミュニケーションの特性の基本は同じです。しかし、会話がある分、質が問われ、対人コミュニケーションの部分が強調されますので、その分、昨日の内容は上級者編と言ってもおかしくなかったと思います。
アセスメントに基づいて分析し、課題と支援方法を決定し、さらに「教える」プロセスを明確にします。
私の担当の子どもさんの課題は、『会話』の課題であり、始まりと終わり、質問そして返答の内容によって自分の質問や返事を変える、という課題でした。今までの5デイでは、あまり実習で取り扱うことの少なかった内容で、私も興奮しました。
受講生の皆さんもがんばられて、視覚支援の使い方が上手になられており、協力児も達成感成就感を味わってくれたようです。
良かった~。
さぁ、いよいよ今日は最終日!
なんだか寂しい気持ちがすでに沸き始めています。。。
今日のテーマは、社会性とレジャー(余暇活動)です。
2009年08月24日
自立の支援~3日め終了
昨日は、地域社会での活動、地域資源の活用課題の支援の仕方の実習でした。
本人の特性を考慮した決め細やかな配慮がなければ、本当にストーンと落ちていってしまいます。それなのに、「これだけ支援しているのにできない」と断じられやすい高機能の子どもたち。
その様子が手に取るようにわかる実習でした。
支援者のやり方次第だと言うこと、それには、アセスメントから課題の選び方も問題になる、ということ。
(例)他の子に向く課題でも本人にあわない課題は選ばないこと。大人がやらせたいからという理由で選ばないこと。本人の発達や自閉症の特性をアセスメントするその結果に基づいて課題選定すること。などなど。
課題選定が間違っていても、構造化すればできてしまうこともあります。しかし、本人に無理をさせているのです。無理をさせている課題は、あとで齟齬を生み、結局は本人のためになりません。
ですから、支援の方法も問題ですが、課題選定も同時に重要な鍵となる、ということです。
良い実習ができました。
今日はこれから、アスペルガーの人たちのコミュニケーションの特性把握と支援についての実習です!
日々、興奮する内容です。
本人の特性を考慮した決め細やかな配慮がなければ、本当にストーンと落ちていってしまいます。それなのに、「これだけ支援しているのにできない」と断じられやすい高機能の子どもたち。
その様子が手に取るようにわかる実習でした。
支援者のやり方次第だと言うこと、それには、アセスメントから課題の選び方も問題になる、ということ。
(例)他の子に向く課題でも本人にあわない課題は選ばないこと。大人がやらせたいからという理由で選ばないこと。本人の発達や自閉症の特性をアセスメントするその結果に基づいて課題選定すること。などなど。
課題選定が間違っていても、構造化すればできてしまうこともあります。しかし、本人に無理をさせているのです。無理をさせている課題は、あとで齟齬を生み、結局は本人のためになりません。
ですから、支援の方法も問題ですが、課題選定も同時に重要な鍵となる、ということです。
良い実習ができました。
今日はこれから、アスペルガーの人たちのコミュニケーションの特性把握と支援についての実習です!
日々、興奮する内容です。
2009年08月22日
アセスメントの重要性~2日め
今日は、TEACCHアスペルガー5デイの2日めです。
昨日から受講生の皆さんが来られて、ジョイス・ラム博士の驚くほど進んだ最新情報を聞き、また、子どもたちの親たちからの話を聞くペアレント・パネルを聞き、非常に充実した初日だったと思います。
今日から受講生の皆さんは、子どもたちとの実習が始まります。
5デイには毎日重要なテーマがあるんですが、今日のテーマは『アセスメント』です。
実践にはアセスメントが最も重要だし、アセスメントから始める支援やアセスメントに基づく指導目標の立て方を実習を通して具体的に学ぶ日です。
そして、これからの実習も、そして5デイ後の実践も、とにもかくにも アセスメントから始める! を徹底して一貫する、という実践の姿勢を持っていただきたいのです。
というわけで、今日もまた、非常に重要な学びが待っています。
受講生に学んでいただくため、私たちトレーナー陣も、毎日準備を入念に行っています。
さぁ、がんばるぞ!
昨日から受講生の皆さんが来られて、ジョイス・ラム博士の驚くほど進んだ最新情報を聞き、また、子どもたちの親たちからの話を聞くペアレント・パネルを聞き、非常に充実した初日だったと思います。
今日から受講生の皆さんは、子どもたちとの実習が始まります。
5デイには毎日重要なテーマがあるんですが、今日のテーマは『アセスメント』です。
実践にはアセスメントが最も重要だし、アセスメントから始める支援やアセスメントに基づく指導目標の立て方を実習を通して具体的に学ぶ日です。
そして、これからの実習も、そして5デイ後の実践も、とにもかくにも アセスメントから始める! を徹底して一貫する、という実践の姿勢を持っていただきたいのです。
というわけで、今日もまた、非常に重要な学びが待っています。
受講生に学んでいただくため、私たちトレーナー陣も、毎日準備を入念に行っています。
さぁ、がんばるぞ!
2009年08月21日
犬の力
私の知っているアメリカの人は、ほとんどが何かしらペットを飼っています。
今回来日している、ジョイスもルースもダグも2頭以上のペットを飼っています。
ルースと犬の話をしていたら、ルースの新しい犬は生後7ヶ月で、ミニチュア・オーストラリアン・シェパードなんだとか。
オーストラリアンシェパードって青い目をしたきれいな犬ですが、ミニチュアが存在するとはまったく知りませんで、ものすごく驚いてしまいました。
その上、ルースのその子犬ちゃんは、生後5ヶ月の時にGCT(グッドシティズンテスト)に合格(日本では、生後10ヶ月以上でなければ受験できない)し、現在、セラピードッグになるための訓練を受けているとのこと。その訓練のため、時々シャーロットTEACCHセンターに、ルースと一緒にご出勤なのだとか。
うちの、駄犬と一緒です。うちの駄犬も、アニマルセラピー訪問活動の練習として、ときどき、それいゆに出勤させています。
以前いたスタッフは、猫を連れてきてくれていました。
我が家の駄犬は、GCTこそ受けていないものの、ホールディングドッグとしてセラピー犬の要件を満たしているとペットパートナーズ(アメリカ・デルタ協会のセラピードッグ基準)の先生から認められ、アニマルセラピーの訪問活動に参加しています。
アメリカでは、セラピードッグの認定を受けるためにはGCT合格が必須だそうですが、日本では、活動実績と指導者からの認定でも参加できます。
うちの駄犬も、いつの日にかGCT合格を狙ってみるべきかなぁ、、、なんて思ったりしました。
今回来日している、ジョイスもルースもダグも2頭以上のペットを飼っています。
ルースと犬の話をしていたら、ルースの新しい犬は生後7ヶ月で、ミニチュア・オーストラリアン・シェパードなんだとか。
オーストラリアンシェパードって青い目をしたきれいな犬ですが、ミニチュアが存在するとはまったく知りませんで、ものすごく驚いてしまいました。
その上、ルースのその子犬ちゃんは、生後5ヶ月の時にGCT(グッドシティズンテスト)に合格(日本では、生後10ヶ月以上でなければ受験できない)し、現在、セラピードッグになるための訓練を受けているとのこと。その訓練のため、時々シャーロットTEACCHセンターに、ルースと一緒にご出勤なのだとか。
うちの、駄犬と一緒です。うちの駄犬も、アニマルセラピー訪問活動の練習として、ときどき、それいゆに出勤させています。
以前いたスタッフは、猫を連れてきてくれていました。
我が家の駄犬は、GCTこそ受けていないものの、ホールディングドッグとしてセラピー犬の要件を満たしているとペットパートナーズ(アメリカ・デルタ協会のセラピードッグ基準)の先生から認められ、アニマルセラピーの訪問活動に参加しています。
アメリカでは、セラピードッグの認定を受けるためにはGCT合格が必須だそうですが、日本では、活動実績と指導者からの認定でも参加できます。
うちの駄犬も、いつの日にかGCT合格を狙ってみるべきかなぁ、、、なんて思ったりしました。
2009年08月20日
TEACCHアスペルガー5デイセットアップ2日め~2009夏
明日から受講生を迎えての実習つき5日間研修が始まります。
2日間かけて、ようやく準備が整いました。といっても、朝は8時から夜9時まで、2日間ぶっ通しでしたが。
明日からの5デイトレーニングは、アスペルガー症候群の子どもたちの教育支援についての研修です。
4人とも通常学級の幼稚園、小学校、大学生なので、先週とは、教室の見掛けが異なり、ずっとずっと視覚的構造化が重要視されてきています。
下の写真は、4歳半の男の子のための構造化の例です。

だいぶ緩やかな物理的構造化ですね。
小学生の物理的構造化は、さらに緩やかです。

明日からが楽しみですが、ハードワークがちょっとだけ脳の動きを遅くしてきている感じ。。。
ちゃんと眠って、明日に備えましょう。
2日間かけて、ようやく準備が整いました。といっても、朝は8時から夜9時まで、2日間ぶっ通しでしたが。
明日からの5デイトレーニングは、アスペルガー症候群の子どもたちの教育支援についての研修です。
4人とも通常学級の幼稚園、小学校、大学生なので、先週とは、教室の見掛けが異なり、ずっとずっと視覚的構造化が重要視されてきています。
下の写真は、4歳半の男の子のための構造化の例です。
だいぶ緩やかな物理的構造化ですね。
小学生の物理的構造化は、さらに緩やかです。
明日からが楽しみですが、ハードワークがちょっとだけ脳の動きを遅くしてきている感じ。。。
ちゃんと眠って、明日に備えましょう。
2009年08月19日
TEACCHアスペルガー5デイセットアップ1日め~2009夏
今日から、TEACCH5デイトレーニングのアスペルガー版のためのセットアップが始まりました。
4名のアスペルガー症候群/高機能自閉症の方々に協力してもらって、5日間の講義と実習を行います。
今回は全員通常学級在籍(大学生含む)の人たちですから、全員、大変会話能力が高いし、学力もそれなりにあります。
その彼らのための構造化支援はどうあるべきか。
非常に興味深く、しかも、大変具体的な支援の研修内容です。
もう今からワクワクしています。
今日は2時間ほどミーティングして支援方法や課題内容について話し合い、その後、具体的に製作開始しました。
裏方で手伝っている皆もとても勉強になっているみたいです。
4名のアスペルガー症候群/高機能自閉症の方々に協力してもらって、5日間の講義と実習を行います。
今回は全員通常学級在籍(大学生含む)の人たちですから、全員、大変会話能力が高いし、学力もそれなりにあります。
その彼らのための構造化支援はどうあるべきか。
非常に興味深く、しかも、大変具体的な支援の研修内容です。
もう今からワクワクしています。
今日は2時間ほどミーティングして支援方法や課題内容について話し合い、その後、具体的に製作開始しました。
裏方で手伝っている皆もとても勉強になっているみたいです。
2009年08月18日
障害者手帳の意味って
私は身体障害者手帳2種を持っています。
このたび、マンションの駐車場の場所について、再抽選がありますが、その際、身障者や高齢者は場所を考慮されるとうかがっていました。
そして、希望について提出を求められたので、身障者手帳のことを明記して出しました。
すると、今日、マンションの理事会から電話がかかってきて、「服巻さんは手帳を持っているとはいえ、そこまで考慮すべき状態ではないのでは、ということになりました」と言われました。
医学的診断ももらい、行政が認めたから、社会が配慮すべき対象であるとの証明の身障者手帳なのですが、外見が普通のように見えるからと、一般人から見かけで「配慮の必要なし」と判断された、というわけです。
自閉症の人たちの苦労と同じ苦労を、私も味わっているところです。
もちろん、明日朝、一応、柔らかな態度での抗議をしてみようと思っています。
このたび、マンションの駐車場の場所について、再抽選がありますが、その際、身障者や高齢者は場所を考慮されるとうかがっていました。
そして、希望について提出を求められたので、身障者手帳のことを明記して出しました。
すると、今日、マンションの理事会から電話がかかってきて、「服巻さんは手帳を持っているとはいえ、そこまで考慮すべき状態ではないのでは、ということになりました」と言われました。
医学的診断ももらい、行政が認めたから、社会が配慮すべき対象であるとの証明の身障者手帳なのですが、外見が普通のように見えるからと、一般人から見かけで「配慮の必要なし」と判断された、というわけです。
自閉症の人たちの苦労と同じ苦労を、私も味わっているところです。
もちろん、明日朝、一応、柔らかな態度での抗議をしてみようと思っています。
2009年08月17日
TEACCH5デイ最終日~2009夏
今から、通常5デイの最終日が始まります。
なんだか寂しい気持ち。
夕べは、受講生さんたちとジョイスさんたちトレーナー陣と、そして、それいゆスタッフで、懇親会をしました。
みんな、もう仲間なんです!
仲間が増えて心強いです。
なんだか寂しい気持ち。
夕べは、受講生さんたちとジョイスさんたちトレーナー陣と、そして、それいゆスタッフで、懇親会をしました。
みんな、もう仲間なんです!
仲間が増えて心強いです。
2009年08月15日
TEACCH5デイ3日め終了~2009年夏
TEACCH5デイトレーニング(5日間実習つき研修会)の3日めが終了しました。
毎日毎日が怒涛のようで、飛ぶように時間が過ぎていきます。
でも、学ぶことは日々多く、そして濃く、さらに深いです。
もう何年も前から継続してやっているし、毎年やっているんですが、毎回新しいことを学んでいます。
今日は、構造化がいかにフレキシブルさを教え、般化を助けるか、ということについて、実習で実体験をしていただきました。
実習では、実際に、5人の自閉症の人たちに協力してもらっているんですが、自閉症の人たちは本当に良い教師です。
夕方には、また別の5人の自閉症当事者の青年たちに来てもらって、体験談を話してもらうというパネルが開かれました。
14歳から35歳までの5名でしたが、そのうち2名は数年前に私と一緒に『プロフェッショナル~仕事の流儀~』(NHK総合)に出演してくれた青年たち、そして、別の1名は、もっと前にNHK教育の『福祉ネットワーク』に出演してくれた青年も含まれていました。
その誰もがドラマチックな人生を生きていて、発言の言葉の1つ1つがキラキラ煌いていました。
最後にジョイス博士から「受講生の人たちは自閉症の人たちのための良い支援者になりたいと願っている人たちばかりです。この方たちのために何かアドバイスがあれば教えてください」と水を向けられたら、全員が一言ずつ、きちんと、そして重みのあることばかり話してくれたことが心にずしっと残り、心洗われるような研修となりました。
明日は4日め、コミュニケーションについて学ぶ日です。
毎日毎日が怒涛のようで、飛ぶように時間が過ぎていきます。
でも、学ぶことは日々多く、そして濃く、さらに深いです。
もう何年も前から継続してやっているし、毎年やっているんですが、毎回新しいことを学んでいます。
今日は、構造化がいかにフレキシブルさを教え、般化を助けるか、ということについて、実習で実体験をしていただきました。
実習では、実際に、5人の自閉症の人たちに協力してもらっているんですが、自閉症の人たちは本当に良い教師です。
夕方には、また別の5人の自閉症当事者の青年たちに来てもらって、体験談を話してもらうというパネルが開かれました。
14歳から35歳までの5名でしたが、そのうち2名は数年前に私と一緒に『プロフェッショナル~仕事の流儀~』(NHK総合)に出演してくれた青年たち、そして、別の1名は、もっと前にNHK教育の『福祉ネットワーク』に出演してくれた青年も含まれていました。
その誰もがドラマチックな人生を生きていて、発言の言葉の1つ1つがキラキラ煌いていました。
最後にジョイス博士から「受講生の人たちは自閉症の人たちのための良い支援者になりたいと願っている人たちばかりです。この方たちのために何かアドバイスがあれば教えてください」と水を向けられたら、全員が一言ずつ、きちんと、そして重みのあることばかり話してくれたことが心にずしっと残り、心洗われるような研修となりました。
明日は4日め、コミュニケーションについて学ぶ日です。
2009年08月13日
TEACCH5デイ準備2日め~2009年夏
再び昨日のことですが、TEACCH5デイトレーニングの準備2日めが終わりました。
みんなそれぞれ、担当の自閉症の人のことを考える考える考える。。。


そして、課題作り。
この構造化でわかってくれるだろうか、自立して活動に取り組めるだろうか。。。


頭がパツンパツンになってしまいますが、
でも、このプロセスが楽しいんだよね。
チームとして活動する、その一体感がとても心地よいです。
夕方には、子どもたちが来ました。
そして、活動をやってみて、その手ごたえで、自分たちが準備したものの評価をし、再構造化に取り組みました。
ジョイス博士を中心にミーティングを行い、その後は、自分たちだけ残ってまた勉強会。
帰宅はずいぶん遅い時刻になってしまいましたが、この緊張感が、自分を成長させる、その実感があって、やっぱり楽しい。
みんなそれぞれ、担当の自閉症の人のことを考える考える考える。。。
そして、課題作り。
この構造化でわかってくれるだろうか、自立して活動に取り組めるだろうか。。。
頭がパツンパツンになってしまいますが、
でも、このプロセスが楽しいんだよね。
チームとして活動する、その一体感がとても心地よいです。
夕方には、子どもたちが来ました。
そして、活動をやってみて、その手ごたえで、自分たちが準備したものの評価をし、再構造化に取り組みました。
ジョイス博士を中心にミーティングを行い、その後は、自分たちだけ残ってまた勉強会。
帰宅はずいぶん遅い時刻になってしまいましたが、この緊張感が、自分を成長させる、その実感があって、やっぱり楽しい。
2009年08月12日
TEACCH5デイ準備1日め~2009年夏
昨日のことになりますが、以下、書き留めておきます。
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8月11日。TEACCH5デイ準備の1日め。
今年は今までとは異なる会場なのですが、なかなか良いファシリティなので、使いやすい感じです。
ジョイス・ラム博士トレーニングディレクターの下、ダグ、ルール、服巻繁、服巻智子というトレーナー陣、それに、諏訪先生はじめ3名のアプレンティス、そして、バックアップとしてそれいゆスタッフがファシリテーターをしています。
協力してくれる自閉症の子どもたちの事前情報に基づいて、各自に合わせた構造化を準備しました。
まだ途中ですが。
最初は、各自に必要な構造化を話し合い、次に、各自に合わせてカリキュラムごとの課題を話し合いました。そのプロセスそのものが、実はものすご~く勉強になります。スタッフは、ファシリテーターたちも、そのプロセスで話し合われていることを、一言一句逃さずに聞いて学んで欲しいものです。学びの肝は、そこにあるんだよ!!!
さて、私の担当の子どもさんは、アスペでディスレキシアを合併している子どもさんなので、情報提供の方法に気を使います。そのために、私のアプレンティスと一緒に頭を捻っています。そういうことも、緊張感があるけど楽しい。学齢期の子どもさんの場合、学習進度にも気を配る必要があります。アセスメントをしっかりしなくちゃね。
がんばりたいと思います。
受講生の皆さん、楽しみにしていてください。
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8月11日。TEACCH5デイ準備の1日め。
今年は今までとは異なる会場なのですが、なかなか良いファシリティなので、使いやすい感じです。
ジョイス・ラム博士トレーニングディレクターの下、ダグ、ルール、服巻繁、服巻智子というトレーナー陣、それに、諏訪先生はじめ3名のアプレンティス、そして、バックアップとしてそれいゆスタッフがファシリテーターをしています。
協力してくれる自閉症の子どもたちの事前情報に基づいて、各自に合わせた構造化を準備しました。
まだ途中ですが。
最初は、各自に必要な構造化を話し合い、次に、各自に合わせてカリキュラムごとの課題を話し合いました。そのプロセスそのものが、実はものすご~く勉強になります。スタッフは、ファシリテーターたちも、そのプロセスで話し合われていることを、一言一句逃さずに聞いて学んで欲しいものです。学びの肝は、そこにあるんだよ!!!
さて、私の担当の子どもさんは、アスペでディスレキシアを合併している子どもさんなので、情報提供の方法に気を使います。そのために、私のアプレンティスと一緒に頭を捻っています。そういうことも、緊張感があるけど楽しい。学齢期の子どもさんの場合、学習進度にも気を配る必要があります。アセスメントをしっかりしなくちゃね。
がんばりたいと思います。
受講生の皆さん、楽しみにしていてください。
2009年08月11日
シャーロットTEACCHセンターチーム到着!
一昨日のことですが、ノースカロライナ大学TEACCH部スタッフが到着なさいました!
そして、昨日は、午後からずっと打ち合わせ。
スタッフも、荷物や教材、家具の搬入など、暑いさなか、がんばってくれました!ありがとう!
そして、今日明日準備に費やして、あさってから、全国からの受講生をお迎えして、TEACCH5デイトレーニングセミナーが始まります。
今年は2週目がアスペルガー専門の5デイとなっており、興味深々です!
私も、AS+ディスレキシアの女の子が担当となり、その上、アプレンティスも担当となり、緊張しています。
この緊張が、私たちを育ててくれるんですよね。緊張を、うまく使わなくちゃね。
うまく使うには心の余裕が必要ですよね。
余裕を保って、がんばりぬくことのできるよう、留意したいと思います。
さて、今回の5デイは、神奈川の諏訪利明先生もアプレンティスとして参加なさっています。
ご自身のスキルのブラッシュアップのためなんですって。
素晴らしい!
いつまでたっても、指導者となっても、その心がけを持ち続ける、ということが、とても大切なことだと、誰もがわかっているのだけど、実践は難しいことが多いですよね。
今回、諏訪先生も、実は2年がけでのスケジュール調整です。
頭が下がりますね!
では、アメリカ人は朝が早いので、今から行ってきます。いつも早朝スタートなんです!受講生をお迎えするための、万全の体制を整えるために。。
-----
静岡、沼津方面で大きな地震があったと報道で伝えられています。
私は何回もあちらの方面にお邪魔しました。
多くのご家族の皆様、支援者の皆様の安全をお祈りしています。
そして、地震のために変更も多いことでしょうが、自閉症の人たちが安全で安心していられるよう、お祈りしています。
そして、昨日は、午後からずっと打ち合わせ。
スタッフも、荷物や教材、家具の搬入など、暑いさなか、がんばってくれました!ありがとう!
そして、今日明日準備に費やして、あさってから、全国からの受講生をお迎えして、TEACCH5デイトレーニングセミナーが始まります。
今年は2週目がアスペルガー専門の5デイとなっており、興味深々です!
私も、AS+ディスレキシアの女の子が担当となり、その上、アプレンティスも担当となり、緊張しています。
この緊張が、私たちを育ててくれるんですよね。緊張を、うまく使わなくちゃね。
うまく使うには心の余裕が必要ですよね。
余裕を保って、がんばりぬくことのできるよう、留意したいと思います。
さて、今回の5デイは、神奈川の諏訪利明先生もアプレンティスとして参加なさっています。
ご自身のスキルのブラッシュアップのためなんですって。
素晴らしい!
いつまでたっても、指導者となっても、その心がけを持ち続ける、ということが、とても大切なことだと、誰もがわかっているのだけど、実践は難しいことが多いですよね。
今回、諏訪先生も、実は2年がけでのスケジュール調整です。
頭が下がりますね!
では、アメリカ人は朝が早いので、今から行ってきます。いつも早朝スタートなんです!受講生をお迎えするための、万全の体制を整えるために。。
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静岡、沼津方面で大きな地震があったと報道で伝えられています。
私は何回もあちらの方面にお邪魔しました。
多くのご家族の皆様、支援者の皆様の安全をお祈りしています。
そして、地震のために変更も多いことでしょうが、自閉症の人たちが安全で安心していられるよう、お祈りしています。
2009年08月10日
早期発見は何歳ごろ?
昨日は、ホテルニューオータニ佐賀にて、九州地区の学校医大会、というものに参加させていただきました。
発達障害に関するシンポジウムにシンポジストの一人として。
質疑の時間帯に、早期発見のことが話題になりました。
私たち佐賀県では、最近のグローバルな研究成果、それも検証の済んでいる研究成果に基づいて、1歳半検診と3歳児検診を改善することで、自閉症スペクトラムの早期発見を実現するシステム作りを県を挙げて推進してきました。
で、5歳児検診はどうか?
というご質問。
そもそも、自閉症スペクトラムは基本的には先天性の障害であり、3歳以前に症状は明らかに見られます。
三つ子の魂百まで、とも申します。
ASDに関しては、3歳を過ぎて早期発見とは言いがたいのです。
アスペルガー症候群の診断をもらうようなタイプの人たちも、むしろ、1歳台の方が明確な発達の違いを見せているのです。4~5歳児の方が、ほかのことの違いがわかりにくくなってしまっていることが多いのです。それで診断の機会を逃して、後年、大きな問題になってから診断をもらう、という不条理を回避するためにも、1歳台での発見の努力をすべきだと考えています。
LDについては、1歳台で見つかることは難しいです。読み書きをするようになってからの方が、間違いの無い診断ができるとされていますが、DSMの考え方では、LDはASDの症状の一部であることの方が多いです。
発達障害に関するシンポジウムにシンポジストの一人として。
質疑の時間帯に、早期発見のことが話題になりました。
私たち佐賀県では、最近のグローバルな研究成果、それも検証の済んでいる研究成果に基づいて、1歳半検診と3歳児検診を改善することで、自閉症スペクトラムの早期発見を実現するシステム作りを県を挙げて推進してきました。
で、5歳児検診はどうか?
というご質問。
そもそも、自閉症スペクトラムは基本的には先天性の障害であり、3歳以前に症状は明らかに見られます。
三つ子の魂百まで、とも申します。
ASDに関しては、3歳を過ぎて早期発見とは言いがたいのです。
アスペルガー症候群の診断をもらうようなタイプの人たちも、むしろ、1歳台の方が明確な発達の違いを見せているのです。4~5歳児の方が、ほかのことの違いがわかりにくくなってしまっていることが多いのです。それで診断の機会を逃して、後年、大きな問題になってから診断をもらう、という不条理を回避するためにも、1歳台での発見の努力をすべきだと考えています。
LDについては、1歳台で見つかることは難しいです。読み書きをするようになってからの方が、間違いの無い診断ができるとされていますが、DSMの考え方では、LDはASDの症状の一部であることの方が多いです。
2009年08月09日
佐賀女子高コーラス部~九州地区学校医大会~1
昨夜(8月8日)は、第53回九州ブロック学校保健・学校医大会の夕食交流会でした。
会場のホテルニューオータニでは、アトラクションが準備されていました。
佐賀女子高校のコーラス部の歌です。


美しい歌声、若々しい雰囲気、彼女たちの歌声に、いろんな時代を思い出しました。
さて、佐賀県は、7月末で健康保健福祉本部長が異動となり、新しい本部長を迎えていたわけですが、この席で、初めて新しい本部長ともお目にかかることができました。
ご挨拶できて良かったです。
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今週は、セミナーのオンパレードでしたね。
まだ今日まで続くんですけど。
蝉が鳴いてます。
がんばれって聞こえます。
会場のホテルニューオータニでは、アトラクションが準備されていました。
佐賀女子高校のコーラス部の歌です。
美しい歌声、若々しい雰囲気、彼女たちの歌声に、いろんな時代を思い出しました。
さて、佐賀県は、7月末で健康保健福祉本部長が異動となり、新しい本部長を迎えていたわけですが、この席で、初めて新しい本部長ともお目にかかることができました。
ご挨拶できて良かったです。
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今週は、セミナーのオンパレードでしたね。
まだ今日まで続くんですけど。
蝉が鳴いてます。
がんばれって聞こえます。
2009年08月08日
AS教育支援のスキルアップ研修(幼・小)~県教委主催
昨日の金曜日は、佐賀県教委主催の、幼稚園・保育園スタッフ、小学校の教員向けの、スキルアップ研修を、一日中させていただきました。
午前は、発達障害といじめの関係について。
午後は、コミック会話の実習などをさせていただきました。
月末には、中学校と高校の先生向けの、AS教育支援のスキルアップ研修をさせていただくことになっています。
佐賀県の先生方、がんばって欲しい!
午前は、発達障害といじめの関係について。
午後は、コミック会話の実習などをさせていただきました。
月末には、中学校と高校の先生向けの、AS教育支援のスキルアップ研修をさせていただくことになっています。
佐賀県の先生方、がんばって欲しい!
2009年08月08日
知的障害者出所後支援、大幅遅れ
仕事の合間にネットを開いたら、こういうニュースが目に飛び込んできました。
↓
知的障害者出所後の支援施設、大幅遅れ
2004年の冬、オーストラリアのメルボルンに、日本の仲間と一緒に、知的障害を持つ人たちで触法事件を起こした人たちのための、治療教育を兼ね備えた刑務所と、その後服役後の出所後支援施設を見学研修に訪問したときのことを思い出します。
服役中も、教育が徹底し、
出所後の地域生活への定着支援が丁寧になされていました。
再犯率は非常に低かったのです。
日本にも、ようやくその施設が全都道府県にできる時代が訪れたと思っていましたが、国と都道府県の予算立ての問題で、なかなか進まないんです。
誰にでも、人生のセカンドチャンスがあってよいはず。
知的に障害を持つ人には、セカンドチャンスの組み立て方も、適切なものでなければなりません。
その支援の‘肝’は、罰を与えることだけじゃなくて、再教育なんですから。
教育には、IEPが欠かせないんですもの。
触法してもしなくても、適切な教育を受ける権利は守られなくてはなりません。
この動きが止まらない事を願っています。
月末の総選挙の行方も、この動きに影響を与えるに違いないことでしょうね。
↓
知的障害者出所後の支援施設、大幅遅れ
2004年の冬、オーストラリアのメルボルンに、日本の仲間と一緒に、知的障害を持つ人たちで触法事件を起こした人たちのための、治療教育を兼ね備えた刑務所と、その後服役後の出所後支援施設を見学研修に訪問したときのことを思い出します。
服役中も、教育が徹底し、
出所後の地域生活への定着支援が丁寧になされていました。
再犯率は非常に低かったのです。
日本にも、ようやくその施設が全都道府県にできる時代が訪れたと思っていましたが、国と都道府県の予算立ての問題で、なかなか進まないんです。
誰にでも、人生のセカンドチャンスがあってよいはず。
知的に障害を持つ人には、セカンドチャンスの組み立て方も、適切なものでなければなりません。
その支援の‘肝’は、罰を与えることだけじゃなくて、再教育なんですから。
教育には、IEPが欠かせないんですもの。
触法してもしなくても、適切な教育を受ける権利は守られなくてはなりません。
この動きが止まらない事を願っています。
月末の総選挙の行方も、この動きに影響を与えるに違いないことでしょうね。