*服巻智子への講演依頼は以下の方法で!
<< 服巻智子への講演・機関コンサルテーション申込方法! >> 服巻智子への講演依頼および機関コンサルテーション依頼は、下記のメールアドレスよりお問合せいただくか、申込用紙をダウンロードしてファックスするか、どちらかの方法を選択してお申込みください。メールの場合も、下記のPDFの申込用紙をダウンロードして申込み時に必要な内容・情報をご確認ください。 お問合せ先 kouenirai_tomoko@yahoo.co.jp *1週間以内に返信が無い場合は、再度メールください。 なお、個別相談はメールでは受け付けておりません。ご理解のうえ、ご了承くださいませ。 講演依頼様式のダウンロード (PDFファイル) FAX送信先 0952-32-2105 *受付時間9:00~17:00の時間内にご送信下さい |
2011年04月27日
K君(ASD中3生)学校へ行く
昨日は、久しぶりにK君の個別指導の日。
4月に入ってから、とても嫌がっていた制服をちゃんと身に付けて、学校にほんの短時間だけれども、行くようになっている中3生。
5月には、中学生活において一般的には最大行事の1つとみなされている修学旅行があります。
7年間学校から離れてフリースクールだけでしたし、生活ルーティンが変わることに強い抵抗のある子でしたから、フリースクールでは修学旅行は経験していません。アインシュタインクラブの合宿は経験していますけど。だから、修学旅行という意味も良く知らないので、少し説明を。
この男子生徒には、ソーシャルストーリーズは大変効果的です。さすがASDなので、初めての情報に極端に不安になっても視覚情報にはひきつけられるから。
トラベルサポーターをつけて、別行動が可能なように、学校と保護者と私と、そして、旅行代理店との話し合いで配慮をいただきました。
不安になっちゃったら、アー言えばコー言う、自閉症ですので、
「修学旅行なんてそんなつまらないものは行かない」と言っていましたが、つまるかつまらないかは、知らない癖に何を言う!って感じですね。それに、修学旅行が楽しいなんて決まっていないし、そもそも、学を修めるために行くんだから、楽しいことはかなり少ない、と、教えました。
こうなったらいつものごとく、「お前なんか大嫌いだ」と捨て台詞を言いますので、「あ~ら、先生はK君が大好きよ~♪」と切り返すのです。
ということで、私にとっては想定内で終わりました。
怒って「行かない」と言い張っていましたが、一晩寝たら視覚支援が頭に残って、もう行く気になっているはず。と思っていたら、さっきお母さまからメールが来て「行く、という前提で、本人がいろいろ質問し始めています」ということでした。ほらね、もう掌よ。
学校に行くことだけがすべてじゃないけれど、経験できるときに、本人が準備さえできていれば、経験するための準備をして、そして、時にはプッシュ。もちろんその後のフォローも大切。それが教育です。
多くの成人たちから教えてもらったことは、何の配慮もない修学旅行は最悪の思い出になるということ。だから、家庭~学校~専門機関~旅行会社が一丸となって、徹底して準備と支援をするのです。
ちゃんとトラベルサポーターも付け、時間的ゆとりも持たせ、大集団と一緒に行動するときと自分だけで過ごす時間と一人部屋など、特別な配慮も徹底しているので、あとは本人のチャレンジ精神=扉を通る。ことだけです。
K君、私はいつでもチャンネルを開いているから、ね。そしていつでも見守っているからね。
来週は、私も再度学校を訪問させていただき、最終打ち合わせと、クラスメートたちへの説明会をさせていただくことになっています。
4月に入ってから、とても嫌がっていた制服をちゃんと身に付けて、学校にほんの短時間だけれども、行くようになっている中3生。
5月には、中学生活において一般的には最大行事の1つとみなされている修学旅行があります。
7年間学校から離れてフリースクールだけでしたし、生活ルーティンが変わることに強い抵抗のある子でしたから、フリースクールでは修学旅行は経験していません。アインシュタインクラブの合宿は経験していますけど。だから、修学旅行という意味も良く知らないので、少し説明を。
この男子生徒には、ソーシャルストーリーズは大変効果的です。さすがASDなので、初めての情報に極端に不安になっても視覚情報にはひきつけられるから。
トラベルサポーターをつけて、別行動が可能なように、学校と保護者と私と、そして、旅行代理店との話し合いで配慮をいただきました。
不安になっちゃったら、アー言えばコー言う、自閉症ですので、
「修学旅行なんてそんなつまらないものは行かない」と言っていましたが、つまるかつまらないかは、知らない癖に何を言う!って感じですね。それに、修学旅行が楽しいなんて決まっていないし、そもそも、学を修めるために行くんだから、楽しいことはかなり少ない、と、教えました。
こうなったらいつものごとく、「お前なんか大嫌いだ」と捨て台詞を言いますので、「あ~ら、先生はK君が大好きよ~♪」と切り返すのです。
ということで、私にとっては想定内で終わりました。
怒って「行かない」と言い張っていましたが、一晩寝たら視覚支援が頭に残って、もう行く気になっているはず。と思っていたら、さっきお母さまからメールが来て「行く、という前提で、本人がいろいろ質問し始めています」ということでした。ほらね、もう掌よ。
学校に行くことだけがすべてじゃないけれど、経験できるときに、本人が準備さえできていれば、経験するための準備をして、そして、時にはプッシュ。もちろんその後のフォローも大切。それが教育です。
多くの成人たちから教えてもらったことは、何の配慮もない修学旅行は最悪の思い出になるということ。だから、家庭~学校~専門機関~旅行会社が一丸となって、徹底して準備と支援をするのです。
ちゃんとトラベルサポーターも付け、時間的ゆとりも持たせ、大集団と一緒に行動するときと自分だけで過ごす時間と一人部屋など、特別な配慮も徹底しているので、あとは本人のチャレンジ精神=扉を通る。ことだけです。
K君、私はいつでもチャンネルを開いているから、ね。そしていつでも見守っているからね。
来週は、私も再度学校を訪問させていただき、最終打ち合わせと、クラスメートたちへの説明会をさせていただくことになっています。
Posted by Tomoko at 08:09│Comments(1)
│お仕事日誌
この記事へのコメント
当たるかどうかは判りませんが、かなり強く「嫌だ!」と散々言った側から、ちょっとだけ言わせて頂けるのであれば、たとえ「嫌」でも、『それでも、いいんだゾ!』と、何らかの方法で「伝え」られたら、その「嫌」さは、「半分に」減ります。 よって「半分、嫌じゃない」部分が、自分の中に出来てきますのて、そこが、色々な事に「使え」ます。ーーーーー後は、そこを、どう当人が、使うかでしよう。
Posted by 花風社の本の愛読者 at 2011年04月28日 09:11
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。