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2008年07月06日
ソーシャルストーリーズWS in 和歌山
週末は、和歌山市で『ソーシャルストーリーズ入門ワークショップ』で講師を務めさせていただいています。
自閉症は脳のつくりが定型とは異なり、情報処理が定型人とはまったく異なります。
また、視覚入力処理が、他の入力より断然すばやくうまくいくことも60年代には判明していました。
したがって、支援の基本中の基本は、視覚入力を活用して、必要な情報を必要なだけ取り入れることができるように、自閉脳にあわせた情報提供をすることです。その情報とは、「いつ」「どこで」「何を」「どのように」「どうなったら終わりか」「終わったら次は何があるのか」という6つの情報であり、自閉脳は、一般人と同じように瞬時にそれらを的確に把握したり、あるいは、スルーしたりすることが困難なので、くるくる変化するそれらの情報を、瞬時瞬時に提供する支援が必要です。
それが、構造化された指導(TEACCHプログラム) と ソーシャルストーリーズ™ という指導技術に集約されています。
ソーシャルストーリーズ™は、特に「なぜなのか」という情報も提供します。
ソーシャルストーリーズ™は、特に機能の高い人たちに、所属集団の暗黙の了解ごとやそのた世の中の決まりごと、セオリー・オブ・マインドの弱点を補強するような情報を提供することができ、対人関係における言動を自主的にうまく機能させるように支援するという点で、自尊感情も向上させることができます。
でもね~、ワークショップで実習をすると、定型発達の支援者や親たちは、自閉脳がどこでつまづくかがわからないので、どの部分の情報提供をすべきか思い至らないことが多いという現実にぶつかります。こんなにわからないのでは、自閉症の人たちへの指導や声かけは、日常的にポイントをはずしているに違いなく、それであるならば、自閉症の人たちは生活上の困難は増すばかり、ということでもあるのでしょうねぇ。
っという話を第一日目の昨日の聴講の皆さんとお話しました。
どうしてもこの世の中は、定型人向けに作られているわけですから、定型のものにとって有利に出来ているんです。
なので、定型人の方が「セオリー・オブ・マインド」をフル回転させて、自閉脳の情報処理スタイルに合わせた指導提供をすることで適応力を高めてあげましょう。
大人の責任です。
さて、今日は、その『実習』です。
自閉脳に合わせたルールの教え方、了解ごと、社交的に適切な振る舞い方、社会的合図の見つけ方をどう教えるか。
楽しい一日になりそうですね。
Posted by Tomoko at 07:31│Comments(1)
│アスペルガーの教育
この記事へのコメント
自閉症を取り巻く環境はこの様な状態です。
http://soramame-shiki.seesaa.net/article/145351646.html
http://togetter.com/li/61759
http://togetter.com/li/63669
現実に起きていることを知って下さい。
大田区 山岸徹 54才
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大田区 山岸徹 54才
Posted by Chip at 2011年04月07日 15:03
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