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2014年03月24日
発達する発達心理学-発達心理学会に参加して
週末は、日本発達心理学会に参加していました。ラウンドテーブルで話題提供、そして、ポスター発表をしました。
話題提供は 「子どもの学びを支えるStructured TEACCHing」TEACCHアプローチにおけるアセスメントから指導計画への具体的プロセスについての紹介をする役割を担っていました。
ポスター発表は、佐賀市事業のASD超早期療育の実践の途中経過報告、みたいな内容。
今回の収穫は、発達心理学全体を俯瞰してみる良い機会になったこと。発達心理学は自分にとって重要な領域という認識はもちろんこれまでもあったのだけれど、ついつい、自閉症についての内容に集中してしまいがちになるのです。
いけない
いけない
ショプラー先生は常々「定型発達の子供の発達をよく知ることが、自閉症エキスパートとしての良い仕事につながる」とおっしゃっていたのですから。
と思い直し、数年前から「赤ちゃん学会」と「発達心理学会」にちゃんと参加して、最近の研究情報を得るように努めてきました。とはいえ、この「発達心理学会」はいつもなにかと重なったり、去年は直前に顔に大火傷して病院通いのため休んだりして参加できたためしがありませんでした。今年はやっと念願かなって参加できました。
いろいろ本当に勉強になり興奮の連続だったのですが、ここに記録しておきたいのは、京都大学の子安増生先生(発達心理学会理事長)の御講演を聞けたことと、招待講演のフェイ・シュー先生(UCバークレイ教授)の講演を聞けたこと!
子安先生は、Theory of Mindの日本への紹介でも良く知られていて、ASD臨床の者にとってはお名前を存じ上げないのは「もぐり」((^_-)-☆)。子どもの認知発達研究について概観する御講演で、定型児童の発達全体を俯瞰するという目的の私には、ぴったりの内容で、大変勉強になりました、という以上でした。頭の中の整理もできましたし、私の勉強の足りない領域も知ることができ、本当に拝聴できて良かったです。そもそも、実物を目の当たりにして、じかに御講演を拝聴できる、という幸せを噛みしめながら一生懸命聞きました。(とはいえ、直接お話をしたわけではないのですけど)。
シュー先生の御講演は、今本当に、私にとってタイムリーな乳児期の学習に関する研究分野を詳細におさらいしてくださり、その上、ご自身と仲間たちの最新の御研究=定型の子供の学習 についても、わかりやすくお話しくださり、大収穫がいっぱいありました。
「発達する発達心理学ー未来と創る」という大会テーマの意義深さが、心にしみわたります。
やっぱり!定型児の発達や学習は、自閉症を知る基盤である、という、ショプラー先生の言葉は正しかった!と、改めてその教えに感謝したことでした。もっともっと勉強したいと思いました。
初心にかえる、という新鮮な思いでいっぱいです。行って良かった。やっと参加できて良かった!
帰宅したのは、まだ明るい時間。最後のセッションも聞きたかったけど、いろいろ仕事もたまっているので帰宅しました。ほんの2~3日留守をしていた間に、実家近くでは土筆(つくし)がいっぱいニョキニョキ。
犬の散歩がてら、土筆摘みをながら、今回勉強できた幸運を振り返っていました。
Posted by Tomoko at 04:45│Comments(0)
│海外研修報告
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