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2009年07月14日
佐賀県特別支援教育~専門家と巡回相談員の合同会議(第1回)
今日は、午前中は、スタッフ研修。
テーマは、『障害表明と権利擁護』の考え方について。
午後は、佐賀県教委主催による、『平成21年度 第1回障害児支援に係る専門家と巡回相談員の合同会議』でした。
佐賀県では特別支援教育を整備始めた数年前から、各センター校の巡回相談員(特別支援コーディネーター)と大学等専門機関からの派遣専門家との合同会議を、年間数回行ってきています。
この会議は、ケース検討などを中心に進めて、佐賀県全体の特別支援教育の実情把握および情報交換、また、各センター校の巡回相談員(特別支援コーディネーター)の質の向上を図る等の目的のために、定期的に行われてきており、巡回相談員と専門家チームの顔合わせや情報交換、目的意識の共有化も図れている良い会議だと思っています。他県にはまだこういう会議での専門家チームと巡回相談員の意識統一や情報交換、スキルアップが行われていない地域もあると聞きますので、佐賀県教委のこうしたリーダーシップは、大変ありがたいと思います。
佐賀県教委は、一昨年には、特別支援教育対象を公立幼稚園と全県立高校まで一気に広げて進学校に多数いる発達障害を抱える学生たちの支援に着手した(それまでは公立小中学校のみ対象でした)ばかりでなく、昨年からは、私立高校、私立幼稚園、公立私立全保育園まで、巡回相談の対象として範囲を広げ、縦割り行政(過去においては保育園と私立高校は県教委管轄外とされることが慣例でした。)にこだわらずに、すなわち、住民税を納めているという点で県民として同じ権利を有する同じ年代の子どもたちを県教委の支援対象として特別支援教育システムに組み込んでくれたのです。これは全国的に見ても画期的なことです。

今日も、特別支援学校からの巡回相談員と専門家軍団が、学校ごとに分かれて、巡回相談のケースについて相談する時間をたっぷり取ってもらっていました。巡回相談の質も向上したなぁと感心する反面、昨年度(平成20年度)実績でいっても、巡回相談員の通常学校へのコンサルテーションが574回(平成19年度は425件)、専門家派遣件数は58件(平成19年度は47校)と年々増えています。巡回相談員が専任になって人数が増えても追いつかないほどではないかと心配になりますが、これについても、県教委としては手を打とうとしてくれているようで、(ここには詳しく書けませんが)少し安堵しています。
21世紀に入ってからの佐賀県教委は、10年20年先を見据えたビジョンを持った動きをしてくれますし、偏りも曇りもない目で物事を見据えてくれ、より望ましい特別支援教育のあり方を追求する姿勢を持ってくれているので、現時点では大変信頼をしています。今が完璧というわけでは決してありませんが、話しの通り方が10年前とは大違いで信頼も置けるし、心強いです!
テーマは、『障害表明と権利擁護』の考え方について。
午後は、佐賀県教委主催による、『平成21年度 第1回障害児支援に係る専門家と巡回相談員の合同会議』でした。
佐賀県では特別支援教育を整備始めた数年前から、各センター校の巡回相談員(特別支援コーディネーター)と大学等専門機関からの派遣専門家との合同会議を、年間数回行ってきています。
この会議は、ケース検討などを中心に進めて、佐賀県全体の特別支援教育の実情把握および情報交換、また、各センター校の巡回相談員(特別支援コーディネーター)の質の向上を図る等の目的のために、定期的に行われてきており、巡回相談員と専門家チームの顔合わせや情報交換、目的意識の共有化も図れている良い会議だと思っています。他県にはまだこういう会議での専門家チームと巡回相談員の意識統一や情報交換、スキルアップが行われていない地域もあると聞きますので、佐賀県教委のこうしたリーダーシップは、大変ありがたいと思います。
佐賀県教委は、一昨年には、特別支援教育対象を公立幼稚園と全県立高校まで一気に広げて進学校に多数いる発達障害を抱える学生たちの支援に着手した(それまでは公立小中学校のみ対象でした)ばかりでなく、昨年からは、私立高校、私立幼稚園、公立私立全保育園まで、巡回相談の対象として範囲を広げ、縦割り行政(過去においては保育園と私立高校は県教委管轄外とされることが慣例でした。)にこだわらずに、すなわち、住民税を納めているという点で県民として同じ権利を有する同じ年代の子どもたちを県教委の支援対象として特別支援教育システムに組み込んでくれたのです。これは全国的に見ても画期的なことです。
今日も、特別支援学校からの巡回相談員と専門家軍団が、学校ごとに分かれて、巡回相談のケースについて相談する時間をたっぷり取ってもらっていました。巡回相談の質も向上したなぁと感心する反面、昨年度(平成20年度)実績でいっても、巡回相談員の通常学校へのコンサルテーションが574回(平成19年度は425件)、専門家派遣件数は58件(平成19年度は47校)と年々増えています。巡回相談員が専任になって人数が増えても追いつかないほどではないかと心配になりますが、これについても、県教委としては手を打とうとしてくれているようで、(ここには詳しく書けませんが)少し安堵しています。
21世紀に入ってからの佐賀県教委は、10年20年先を見据えたビジョンを持った動きをしてくれますし、偏りも曇りもない目で物事を見据えてくれ、より望ましい特別支援教育のあり方を追求する姿勢を持ってくれているので、現時点では大変信頼をしています。今が完璧というわけでは決してありませんが、話しの通り方が10年前とは大違いで信頼も置けるし、心強いです!
Posted by Tomoko at 21:20│Comments(2)
│お仕事日誌
この記事へのコメント
佐賀県教委の 先を見据えたビジョンをもった動き とても素晴らしいことです
ビジョンだけではなく実際動いているということがすごいです
佐賀県民のかたとても心強いと思います
他県に住む自閉症者として感じます
ビジョンだけではなく実際動いているということがすごいです
佐賀県民のかたとても心強いと思います
他県に住む自閉症者として感じます
Posted by ナルヲ・ディープ at 2009年07月14日 21:31
佐賀県教育委員会と佐賀県民の県民総力戦による支援チームの形成。
トモコ先生のような素晴らしいリーダーと高い意識を持ったスタッフで構成する支援チームのメンバーの方々にとても感銘を受けます。
トモコ先生のような素晴らしいリーダーと高い意識を持ったスタッフで構成する支援チームのメンバーの方々にとても感銘を受けます。
Posted by くろやん at 2009年07月15日 01:06
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