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2011年06月18日

大阪のノリ・ツッコミとASD支援者の心得

先日、ふとテレビを点けたら、『うわさのケンミンショー』がすでに始まっていました。

東京一郎という登場人物が大阪に転勤になって、そこで大阪ならでは、の風物やら文化やらに遭遇して驚きながら馴染んでいく、という劇中劇みたいなもの。その中では久しぶりに桂三枝も出ていて、あのわざとらしい驚き方に大笑い。ホントに久しぶりだなぁ。

その一シーンで、『ノリ・ツッコミ』ができるようにならなきゃ、ということを、京一郎は上司から言われていました。

そう、その『ノリ・ツッコミ』を、ときどき、最近の若い先生たちに鍛えたくなります。
私は大阪人ではないので、正確に言うと『ノリ・ツッコミ』ではないと思いますが、明らかに相手が変なことを言っている、その時に、どのようにかわすか、これは、対人コミュニケーションの中級あるいは上級編ともいえるもの。
ASDの人たちは、その場に頓珍漢なことも言うし、概念形成の奇妙さによっては、話す中身がチョー飛んでたりしても、それは想定内にできなくちゃ。どんなに奇妙なことを言っても、支援者や教師の返答によって、それが深刻にならずに済んだり、ASDの人を傷つけずに使うのに適当な言葉に訂正してあげたりできるのに。

相手が理不尽な変なことを言っても、それを受ける人聞く人返答する人の反応によって、どのようにも位置づけを変えることができるし、教えるチャンスにもなる。

多くの人が、ASDの人たちに、対人関係における感情コントロールや言葉の使い方を教えたがりますが、ちょっと待って!その前に、教師・支援者・親といった立場の人たちが、対人関係の達人になっておいた方が良いのです。

『対人関係の上手い人が教える時が教育効果は最大になる』とはキャロル・グレイがいつも言っていることです。子どもを教える前に、私たちの対人関係スキルを伸ばす必要がある、という訳ですね。

そんなとき、大阪のノリ・ツッコミは、そのスキルの1つとしてすごく参考になると思いました。



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Posted by Tomoko at 08:16│Comments(1)お仕事日誌
この記事へのコメント
Tomoko先生~!!!

なななんと!
会社の上司が大阪出身者です!!!
そして なかなかやっかいなASDである部下の わし の就労支援で
日々 、コミュニケーションを色々考えてやってくれています
というわけでコミック会話でもよく 素晴らしい会話をして登場されるというわけです。

コミュニケーションの達人とは思っていましたが
ベースに『ノリ・ツッコミ』はレベルが高い方
だったのかもしれません
Posted by ナルヲ・ディープ at 2011年06月18日 09:02
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