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2011年10月28日

ABAとTEACCHとCBTと

私は大学時代には、行動療法を勉強し行動療法を用いた自閉症児の事例研究を卒論で行いました。
大学院時代(イギリス留学のため2年目の途中で中退しましたが)は、ABAを勉強し、今でも日本応用行動分析学会に所属ています。一度もABA(応用行動分析学)の論文を書いたことはありませんが、アメリカ留学時代にIEPを研究して以来、実践には多用しています。

だからこそ、TEACCHがよくわかった、ともいえるのではないか、と確信しています。
つまり、行動学が基礎にあるから、という意味です。(っと付加しても、それでも誤解を生むかもしれませんが)
TEACCHのすごいところは、なんといってもやはり『自閉症』の特性をとことん理解し取り入れそこから始まることです。行動科学と言語心理学と脳科学がブレンドされた機軸を持っており、その上、カリキュラムを確立しているところです。TEACCHプログラムのカリキュラム論に、教育学出身の私は深く感銘を受け、日本に戻って、まずはIEPとカリキュラム学を実践研究に取り入れたのでした。

そして、イギリスでCBTの基礎をかじってきて、アトウッド博士にいろいろ教えてもらったおかげで、現在は、TEACCHとCBTのマッチングにも感動的な効果を見出している昨今です。


ABAは資格を取るまでには至りませんでした(アメリカではABA実践の資格取得が広がっています)が、その基礎を学んでいることは、いろいろなところで役に立っています。


たとえば、ABAと同じくスキナーやオペラント条件付けに端を発した動物行動学は、犬やいるかのしつけの方法論を確立しており、それは、陽性強化法と呼ばれています。身体プロンプト、プロンプトレベルの確認、シェイピング、チェイニング、そして、フェイドアウト、など、ABAと全く同じ方略を取ります。犬のしつけを勉強することは、人間の指導を多角的に振り返る、ものすごく良い機会となりました。

ABAとTEACCHとCBTと

我が家の銀子ちゃん。
私の手術や車いす生活のせいで、ヒールポジションを上手に教えられなかった私は、最近、ようやくリハビリが済み、身体が思うように動くようになってきたので、ヒールポジションの練習を再開です。ABA多用しています(笑)。





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Posted by Tomoko at 08:59│Comments(0)お仕事日誌
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